我々三人の兄弟は、稚きころより能と歌舞伎という、二百年もの隔たりがある
伝統芸能を自由に往来しておりました。
年を経、長兄は能、次兄と末弟は歌舞伎と棲む世界を分け、修行に邁進しており
ましたが、修行が進むにつれ、
両芸能の制約を崩さず自由に往来できる、我々
ならではの表現が出来ぬものかと考えるようになりました。
その可能性の発表の場として会を催す事と相成り、広忠の大鼓、傳左衛門の小鼓、
傳次郎の太鼓の三つの楽器、三人の気迫から生じる"響き"を大切にしたいと思い
「三響會」と名付けました。
今後も融合させたり対比させたり、様々な形式で古典の面白さを発見し、発表
させていただきます。
何卒御支援を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。

父、能楽師葛野流大鼓方宗家預かり亀井忠雄、母、歌舞伎長唄囃子方田中流
田中佐太郎のもとに生まれ育った、亀井広忠、田中傳左衛門、田中傳次郎の
三人の兄弟が、1997年に結成。
囃子を通じて、能と歌舞伎それぞれの伝統を踏まえつつ、新しい可能性を追求している。
